斜陽

 

2019.11.28読了

『斜陽』太宰治

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そういえば、『斜陽』のブログがまだ下書きのままだった。

 

ちょうど『斜陽』を読み始めたその日に沢尻エリカが逮捕され、とても驚いた。

だって、私が持っているのは映画仕様の表紙の『斜陽』なのだから。

 

やはり映画の影響なのか、読みながら浮かんでくる映像のかず子はやはり沢尻エリカ

浮世離れしているというか、世間知らずというかどこからともなく伝わってくる夢見がちなお嬢様なかず子。

自分では、それなりに強いつもりでヨイトマケもできると言うけれど、それもまた温室育ちのお嬢様ならではの感覚なのではないかとも思う。

 

かず子の革命によって、想い続けていた上原と再会し、交際、子を授かるけれど、再会した時の上原の印象は、かず子が想い焦がれていた上原のままではなかったのに、革命を続ける意味はあったのだろうか、踏みとどまった方が良かったのではないかと思ってしまった。