2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸川乱歩傑作選

2018.11.8読了 『江戸川乱歩傑作選』江戸川乱歩 収録作は以下の通り。 全ての作品を通して、意外性に富んでいた印象だ。 つい、作品の世界にのめり込んでしまう。 また、様々な時間の潰し方を提示される。決して真似をしようと思うのではないけれど。 有名な…

本屋さんのダイアナ

2018.10.24読了 『本屋さんのダイアナ』柚木麻子 『本屋さんのダイアナ』を読んでいる時、病気が見つかり、何もしなくても涙が止まらなかった。 しかし、この作品を読んでいる間だけはとめどなく溢れていた涙が止まり、病気も忘れて夢中で読んでいた。 もう…

娘の味

2018.10.19読了 『娘の味:残るは食欲』阿川佐和子 『残るは食欲』の第3弾。 ええ。読む順番を間違えました。 第2弾の『魔女のスープ:残るは食欲』はまだ未読。こちらはどうしようもなく気分が沈んでしまった時に読もうと思い、とっておいている。 お察しの通…

あまからカルテット

2018.10.10読了 『あまからカルテット』柚木麻子 私の柚木麻子作品デビュー作。 実は間違えて2冊持っている…。 既に買っていたことを忘れて、どうしても気になって買いに行ってしまったのだ。 なんという失態。 読み進めているうちに友人達にとても会いたく…

残るは食欲

2018.10.3読了 『残るは食欲』阿川佐和子 古典以外で初めて読んだエッセイ。 そしてエッセイの楽しさを教えてくれた1冊。 まず特筆すべきは、阿川佐和子の紡ぎ出す文章の可愛らしさ。 決してぶりぶりしているわけではない。 著者の人柄なのだろう。 茶目っ気…

コンビニ人間

2018.9.25読了 『コンビニ人間』村田沙耶香 趣味を見つけようと一念発起し、最初に読んだ作品。 この作品を選んだのは、話題だったから。 とりあえず、まずは話題のものを読んでおけば間違いないだろうと思ったからだ。 そして、その判断は正解だった。 作中…

ねじまき片思い

2018.12.25読了 『ねじまき片思い』柚木麻子 久々に柚木麻子作品。 これで4作目。 柚木麻子作品は女同士の微妙な友情が描かれていて好きだ。 そして読後は、友人に会いたくなってしまう。 さて。舞台は浅草。表紙に描かれているお姫様の玩具のような外見の、…

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

2018.12.18読了 『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子 タイトルと表紙の可愛らしさに引かれて思わず手に取っていた。所謂ジャケ買い。 作品自体も、とてもかわいらしい。 いろいろな恋の形ではあるけれど、好きな人の事を思って服を選ぶ…

かわいそうだね?

2018.12.16読了 『かわいそうだね?』綿矢りさ 帰国子女の恋人が元カノが就活の間、家に泊めてあげる話。 考えただけでも、ぞっとする。 どうして恋人(樹理恵)のことを愛していると言いつつ、元カノ(アキエ)と暮らせるのか。 メールの頻度だって樹理恵よりも…

クリスマス・ストーリーズ〜一年でいちばん奇跡が起きる日〜

2018.12.08読了 『クリスマス・ストーリーズ〜一年でいちばん奇跡が起きる日〜』 朝井リョウ/あさのあつこ/伊坂幸太郎/恩田陸/白河三兎/三浦しをん 6人の作家によるクリスマスのアンソロジー。 アンソロジーを読むのは初めてだったけれど、色々な作家の短編…

娼年

2018.12.11読了 『娼年』石田衣良 扱っているテーマが娼夫なので、作品全体は陰鬱でウェットな雰囲気。 リョウの性格が陰鬱だからというのもあるだろう。 読後、『コンビニ人間』を読んだ時のような感覚になった。 ”普通”ってなに? ”世間”に許される生き方…

あの家に暮らす四人の女

まずは記憶に新しいものから書いていこうかしら。 2018.12.07読了 『あの家に暮らす四人の女』三浦しをん 初めての三浦しをん作品。 下敷に谷崎潤一郎の『細雪』があるようで『細雪』を読んだことがない私は全てを楽しみきれていないのだと思うと悔しい。 『…

柚李です

はじめましての方、 どうも、はじめまして。柚李(ゆり)と申します。 Twitterの方が更新率が高めです。(@citron_plum) 以後お見知りおきいただければ幸いです。 そうでない方、 いつもTwitterでお世話になっております。柚李です。 さて、早速困ってしまいま…