娘の味
2018.10.19読了
『娘の味:残るは食欲』阿川佐和子
『残るは食欲』の第3弾。
ええ。読む順番を間違えました。
第2弾の『魔女のスープ:残るは食欲』はまだ未読。こちらはどうしようもなく気分が沈んでしまった時に読もうと思い、とっておいている。
お察しの通り、私は好きなものは最後に食べる派。
読了後のあとがきで『娘の味』が第3弾だったことを知り、最初にきちんと順番を確認するべきだったと後悔。
『娘の味』の中で何度か『残るは食欲』で触れた話がでてきていたから、きっと『魔女のスープ』でのネタも入っていたのだろうというジレンマを抱えずにはいられないが、はじめに確認しなかった私に全責任があるのだから仕方ない。
初めて『残るは食欲』を読んだ時に感じた、恋に落ちたような感覚ほどは正直なかったのだけれど、たまに見える毒気がスパイスになってしまうほどの圧倒的な可愛らしい文章に癒され、お腹が空く。
そして『娘の味』では国内外の旅のエピソードが多く、台湾や韓国など行きたい(食べたい)ものが増えてしまうという嬉しい特典がついてくる。