Once Upon a Time in Hollywood
2019.9.17鑑賞
『Once Upon a Time in Hollywood』
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演、しかもタランティーノ監督。
物語のベースとなっている事件の部分は、実際の事件とは異なるけれど、終わり方的には、あの結末でよかったと思う。
事件のシーンは、ほぼ指の隙間から見ていたのでなんとも言い難いけれど、もう少しコメディに寄せるというか、ラストのプールでのあの雰囲気で全体的に進めて欲しかった。
単に私があのような描写が苦手なだけだけれども。
また、リックの台詞がリックの役者人生を暗喩させるものが多く、彼自身も足掻いている様が、決してかっこいいとは言えないが、応援したくなる。
それに対し、クリフは専属スタントマンとしてリックの雑用をこなすけれど、自らの仕事のために動いているようには見えず、やきもきした。
ラストに2人の絆の強さを改めて感じたし、隣人の監督からオファーを受け、今後も2人で仕事していくことを予感させつつ終わっていくのは、綺麗な幕の引き方だったと思う。