あつあつを召し上がれ
2019.8.15読了
『あつあつを召し上がれ』小川糸
『バーバのかき氷』
『親父のぶたばら飯』
『さよなら松茸』
『こーちゃんのおみそ汁』
『いとしのハートコロリット』
『ポルクの晩餐』
『季節はずれのきりたんぽ』
以上の7つの短編から成る短編集。
最初の『バーバのかき氷』と『こーちゃんのおみそ汁』は思わず、うるっとしてしまいました。
こういう家族愛ものに弱いのです。
タイトルからもわかるように、どの作品も食べ物を食べるシーンがあるのだけれど、それがどれも美味しそうで。
『季節はずれのきりたんぽ』だけは別だけれど。
食の描写があると、なんとなくほっこりする。
私だけかしら。
だって美味しいものを食べてる時は、幸せな気分になれるじゃない。
実は予定外に時間がぽっかりと空いてしまったのに、読みかけの本を持ち合わせていなくて、本屋さんでふらっとお迎えした作品。
こんな素敵な作品に出会えるのなら、たまに本を忘れるのもいいのかもしれない。
また、今まではあまり併読しようとは思っていなかったのだけれど、短編集はいい気分転換になるということを知ることができた。