アルジャーノンに花束を

 

2019.8.17読了

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス / 訳: 小尾芙佐

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ブログに載せるのを失念してしまっていた。

 

知的障害を持ち、知識に対して憧れを抱いているチャーリィ。

そこで賢くなるための手術を受けることにする。

みるみるうちにIQが上がっていくチャーリィだけれど、そのために失うものも多い。

 

アルジャーノンに花束を』を読んでいて切なかったのは、知識があればもっと友達が増える、みんなと話が出来ると信じて疑わなかったチャーリィであったのに、いざ知識を手に入れるとどんどん孤独になってしまったこと。

チャーリィの場合は、精神年齢がついて行かなかったからだけれど、私自身も知識はあればあるほどいい、そうすれば色々なことが想定できるし、人の気持ちも理解できるのではないかと思っていたから、必ずしもそうでないことが示されて切なかった。

 

それにIQが離れてしまったがために、理解出来なくなることが多くなってしまったチャーリィと同じような思いをすることが多々ある。

私も精神年齢が追いついていないのかもしれない。