アルジャーノンに花束を
2019.8.17読了
ブログに載せるのを失念してしまっていた。
知的障害を持ち、知識に対して憧れを抱いているチャーリィ。
そこで賢くなるための手術を受けることにする。
みるみるうちにIQが上がっていくチャーリィだけれど、そのために失うものも多い。
『アルジャーノンに花束を』を読んでいて切なかったのは、知識があればもっと友達が増える、みんなと話が出来ると信じて疑わなかったチャーリィであったのに、いざ知識を手に入れるとどんどん孤独になってしまったこと。
チャーリィの場合は、精神年齢がついて行かなかったからだけれど、私自身も知識はあればあるほどいい、そうすれば色々なことが想定できるし、人の気持ちも理解できるのではないかと思っていたから、必ずしもそうでないことが示されて切なかった。
それにIQが離れてしまったがために、理解出来なくなることが多くなってしまったチャーリィと同じような思いをすることが多々ある。
私も精神年齢が追いついていないのかもしれない。