ランチのアッコちゃん
2019.3.21読了。
『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
久しぶりの柚木麻子作品。
やっぱり柚木麻子作品が好きだと再認識した。
『ランチのアッコちゃん』はこの4つから成り、アッコ女史と三智子が活躍する前半とそれぞれ別の主人公の物語の後半という構成になっている。
表題作の『ランチのアッコちゃん』と『夜食のアッコちゃん』では三智子の吸収力に驚かされた。
そして、三智子が吸収出来ることをわかっているからこそ、三智子の視野を広めるアッコ女史は、やはり頼りがいがあって、かっこいい。アッコ女史のような人の元で働きたいと思いつつ、いつかアッコ女史のような女性になりたいと憧れてしまう。
そして後半2作に見切れたように登場する2人を見つけて、思わずくすりとしてしまう。
全体的にテンポが良く、ライトな作品なので、あっという間に読んでしまったけれど、とても面白かった。
続編が積読の中にあるので、今から読むのが楽しみだ。