記憶にございません!
2019.10.1鑑賞
『記憶にございません』
みなさん台風は大丈夫でしたでしょうか??
どなたも被害に遭われていないと幸いなのですが。
ようやく温帯低気圧になったとのことで、とりあえず一安心しています。
しかし、これから二次災害も起こりえますので、しばらく警戒が必要そうですね。
さてさて。
少し前に鑑賞した『記憶にございません』。
公開後しばらくはCMやら宣伝やら多かったように思います。
その中でよく使われた、タイトルにもなっている「記憶にございません」という文句。
当然、本編でも多く使われるのかしらと思っていましたが、CMで使われていたあのシーン以外は使われていませんでした。
コミカルなテンポ感や、くすっと笑ってしまうようなセリフ回しは、さすが三谷作品。
今回は政治ものなので、社会風刺もふんだんに盛り込まれていました。
散々振り回して、最後はほっこり終わらせるラストや、あれも伏線だったのかと、さり気ない伏線の張り方。
しかも広げた風呂敷を、ラストに一気にパタパタとしまう様は気持ちがいいほどでした。
また、個人的にはディーンフジオカのスーツ姿がとても絵になると思った。
ただ、もう少しディーンフジオカ演じる井坂の過去を明らかにしてほしかったような気もするけれど。
そこに物足りなさを感じつつ、下手に風呂敷を広げすぎると畳みきれなくなるとも思えるので、仕方ないのだろうな。