永遠とは違う1日

 

2019.6.10読了

『永遠とは違う1日』押切もえ

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ナイルパーチの女子会』を誕生日前日に読み終えたこともあり、『永遠とは違う1日』というタイトルがまた新しい1年に相応しいのではと思い、積読の中からこの作品を選んだ。

 

結果、大正解。

Twitterでつぶやいた通り、6編からなる短編集であり、群像劇で、それぞれの短編の迷える主人公が新しい1歩を踏み出すまでを描いている。

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それぞれのタイトルが可愛らしくて、お洒落でもあって、流石モデルの第一線で活躍されている方だと感じ入った。

 

そして読み進める度に、他の短編の登場人物やエピソードが繋がっていく様は気持ちがいい。

 

特に印象的だったのは、『バラードと月色のネイル』だ。

主人公が誰であるのか、すぐに判断出来ないのだけれど、ここまで自然な形で描くという感覚は新しいのではないだろうか。

『永遠とは違う1日』を読んでいない方はなんの事だかわからないと思うけれど、読んでいる方はすぐにピンとくるのではないだろうか。

気になる方は是非読んでみてください。